旅の途中で

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陰影礼賛
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     <陰影礼賛


    光と影…古来から日本の建築にはこの光と影を
    巧みに取り入れた住まい作りがなされていました。

    障子で拡散させた光で、室内を柔らかい光で満たしたり、
    簾を下げて、光の強さを抑えたり、
    床の間の暗がりの中に、白い壷を淡白く浮かびあがらせたり…と、
    先人の知恵が散りばめられています。

    そして今私達は明るさに慣れ、陰影を楽しむ余裕を
    無くしているのかもしれません。

    この度の震災による節電は案外その事を又、
    違った意味で見直す機会かもしれません。


    2年前になるでしょうか、久々奈良町を歩きました。


    格子の家


    ならまち格子の家」を見学しました。
    ここにも光と影が巧みに演出されていました。
    室内から外を見る景色はまるで影絵のようでした。
     

    そこを出て歩いていると、
    玄関から出ていらしたご婦人に呼び止められました。
    「よかったら、我が家にお寄り下さい。」


    杉家1


    杉家2


    お言葉に甘えて隅々まで拝見させて頂きました。


    杉家3


    玄関に入り戸を閉めれば、外の喧騒がうそのように光と影の世界!


    杉家4


    居間から見る外の景色は、まる観え状態ですが、
    道路側からはまったく見えないのです。
    奥様が実際外に出て、
    行ったり来たりして見せて下さいました。


    杉家5


    杉家6


    一階の奥には坪庭がある典型的な町屋作りです。
    二階からはこの地方特有の瓦屋根が整然と葺かれていました。
    今は物置になっている三階までご案内頂き
    「張りの太さを見てください」と言われ恐縮してしまいました。


    京や奈良の方は冷たいといわれますが、そんな事はありません。
    長い事歩き回っていますが、思わぬ優しさに出会えます。


    その後下手な写真をお送りしましたが、
    とても喜んで頂けて、お電話まで下さいました。



    伎芸天


    あの日、奈良町で求めた奈良一刀彫。
    秋篠寺の伎芸天です。
    何時かこの仏像に会いに行きたいと念じています。


    | 奈良 | 23:04 | comments(0) | - | - | - |









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